労働安全衛生マネジメントシステム

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 労働安全衛生マネジメントシステム(Occupational Safety and Health Management System:OSHMS)は、労働災害の防止と安全衛生水準の向上を目的として、事業者が自主的に安全衛生管理の「計画-実施-評価-改善(PDCA)」を連続的かつ継続的に推進する安全衛生管理の仕組みです。


 国際標準化機構(ISO)によって、品質管理システム(ISO9001)、環境管理システム(ISO14001)に続くマネジメントシステムとして、安全衛生に関するシステムの検討が1995年6月に開始されました。その結果、当時の判断では、OSHMSはISOの国際規格にはなじまないとされ、この提案は2000年4月に否決されています。しかしながら、国際的には、2001年12月に国際労働機関(ILO)からOSHMSのガイドライン(ILO-OSH2001)が公表され、英国の規格(BS8800)を基礎とした自主的な国際規格OHSAS18001(1999年)も欧米を中心に広がりをみせました。

 その後、2013年4月にISOにおいてOSHMSの作成が再度提案され、その結果、2018年3月に労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格ISO45001が発行されました。

 我が国においては、厚生労働省(当時は労働省)から「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」が1999年4月に公表されていましたが、今般のISO45001の発行を受けて2019年7月に一部が改正されました。また、日本産業規格は、ISO45001に対応したJIS Q 45001と4S活動やKY活動等の取り組みを加えた日本独自のマネジメント規格JIS Q 45100が、2018年9月に発行されました。

 一方、労働安全衛生マネジメントシステムの審査、認証では、OHSAS18001の認証や中央労働災害防止協会の「JISHA方式適格OSHMS基準」の認定事業が行われており、建設業労働災害防止協会も「建設業労働安全衛生マネジメントシステムガイドライン」を定め、これを普及しています。今後は、ISO45001(JISQ45001)への移行やJISQ45100との一体的な運用が進められていくものと思われます。

 労働安全衛生マネジメントシステムの本来の目的は労働災害の防止や安全衛生水準の向上にあります。皆様の事業場の安全衛生活動の現状を確認して、できるところからシステムを構築していくことをお勧めいたします。

 労働安全衛生マネジメントシステムの導入・構築を検討される場合は、知識、経験の豊富な労働安全コンサルタント、労働衛生コンサルタントがお手伝いいたしますので、是非ご相談下さい。